2021年作 日本ドラマ 全5話
女の友情は無いに等しい‼︎ よく見るママ友同士のドロドロに近い
時代は1980年代の話なので、昭和世代な私は馴染みのある雰囲気でした。団地で育ったことはないので、噂の標的になると団地住みは死んだようなものなんだなと分かりました。怖いですね、団地の奥様たち・・・。当時はインターネットもないし本当に井戸端会議しか情報源がないから内気な人とかは相当生きずらかっただろうなと思いました。「みんなと同じでなくちゃ、目立っちゃダメなのよ」という友梨のお母さんの言葉は印象的。今もそうですよね、特に学校内なんて、この言葉そのもの。今の世代の学校は分からないが、昭和世代な私はモロにこんな感じでした。特に田舎だったので・・・。複雑な家庭のお友達とは関わってはいけないとか、まぁ分かりますよ、面倒くさい事に巻き込まれたくない、目立っちゃいけないし・・・。しかし、友梨のお母さんが内密に行政とかに連絡とかしてくれたら少しは違ったのではないかとも思ったりしました。娘にそういう話をするのならば、対処を考えてくれればいいのに・・・。そこまで頭が回らなかったのか、当時から児童相談所なんて当てにならない所だったのかもしれませんが・・・。この話は女の友情のように進んでいきますが、よくある「私が○○ちゃんのためにしてあげたんだから次はあなたの番よ」的な、とても幼稚な感じで殺人を実行していく感じでした。最初の真帆を助ける為に友梨が、相手が持っていたナイフで刺してしまったと言うのは仕方のないことだと思いました。相手は大人の男性だし真帆を狙って拉致しようとしていたのを助ける為に仕方がなかった。殺してしまったのではないか、運よく生きていたら逆恨みされて再び現れるかもしれない恐怖さえ感じました。しかし、何と自首してきたのは里子だと親から知らされます。自分がナイフで刺したのに自首して逮捕されたのは里子。なぜか?無料より怖いものはないという言葉の通り友梨が可哀そうと思って身代わりになったわけではありません。友情をテーマにしているようで、自分の都合の良いように人を使おうという女の小賢しさを感じるストーリーでした。
実業家と結婚した里子。勝手な憶測だが紹介したの真帆だったりしてと感じました。貧困家庭で育った里子が実業家と出会う機会など普通に考えてありえない。現在も裕福である真帆ならお金持ちと出会う機会は充分にあります。偶然再会などしたのでは?しかし、事業は行き詰まり・・・。
書店で次第に恋仲になった男は実は刑事だった。最初から友梨に近づくことが目的だったのだ。里子の夫が殺害された事件を捜査していた。しかし、そこまでしても捜査は難航って・・・「こんなクソみたいな人生の私たちを助けてくれる人なんて誰もいない」どうしてこうなったのかを夏目が気づいてくれないものか・・・
真帆が何を考えているのかサッパリ理解できなかった・・・。最初から里子が大変だからって言えばこんなに複雑にはならなかったはず・・・。どうして殺人を他人にさせようとするのかが分からなかった。今は幸せに暮らしてるよという里子にしてあげたい真帆の気持ちは理解できる。そこまでは良かったのに・・・。
それほど有名ではない小説家の及川に近づいたのは、最初から同級生である事を知っていたからではないのか?!偶然ではないはず・・・。小説が売れたら少しお金を山分けしてほしいと言う気持ちと、及川も巻き込んでいこうという気持ちもあったんじゃないかなと感じたりもしました。しかし、及川は小説家である為、徹底的に物事を調べる癖があり事実を知っていくのです。及川の方が一枚上手だった!?
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