2023年作 台湾映画 114分
女が悪女になるには理由がある。
本当の悪女はどちらか?
悪女というタイトルに惹かれて観てみました。主人公はニュースキャスターである女性リメイ。日本の保険金殺人事件の木嶋佳苗をモチーフにしているのではないかという事です。彼女は悪女であったのか?という映画ではなくリメイが悪女になっていく映画です。リメイはキャリア志向の高いニュースキャスターなのでプライドが高い女性。家事•洗濯といった事は一切してこなかった。なのに、あえてなぜ、結婚をしたかったのか?と考えるとステータスじゃないかなと思いました。彼氏のために、あれこれしてあげたいという描写は一切出てこなかったし。家族である父は大切に思っている。そんなリメイを変えたのはシュウランであると言っても過言ではないと思いました。事件を調べていく内に検事と恋仲になっていくのですが、実は検事のキャリアの為に利用されていた事を知ってしまったリメイ。本当に好きになっていたので、そのショックから立ち直れない。リメイの壊れようが凄かった!シュウランは過程にすぎず、リメイの悪女っぷりを見る映画だと思いました。ブチ切れリメイは検事と別れようとしますが、検事はキャリアを逃したくないため必死!そんな時にシュウランの生き方が分かったのではないだろうか?幸せとは…。全てを失ったリメイは幸せとは?と色々考えたのだと思います。元旦那と再び暮らし始めるリメイ。
日本人より詳しい海苔の食べ方にショックを受けた
日本料理教室に通い、旦那に美味しい料理を作る毎日。旦那はゲームばかりで、ゴミをゴミ箱に捨てないけど、服は脱ぎっぱなしだけど自分を好きでいてくれる存在。それが今のリメイには必要な事だったのかもしれません。最後の日本料理教室で海苔を炭火で炙ると美味しいんですよ!っていうシーン、んなアホな!と思って調べたら、海苔の通販サイトでオススメな食べ方で書いてありました。日本人失格ですね…。七輪のシーンは奴が裏切ったり利用したりした時は、またこの七輪を使えばいいっか!という感じがして、クスッと笑えました。
真実は闇の中だが、映画の中では男の扱い方と人柄は良かった。
キャリアしか考えていなかったリメイだが、自分に降りかかった災難で生き方を見直す事に。
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