TOKYO VICE

2022年作 欧米ドラマ 全8話

新聞記者の話かと思ったら、ほぼ、やくざドラマ。海外から見る日本のやくざとは・・

昨日から寒くなってきました。金曜日の雨から急に寒くなり、いよいよ冬到来かという感じです。寒いのは嫌いなので、早く暖かくなってほしいと切望しています。

  実際にいた日本の新聞社にアメリカ人社員

今回のドラマは日米共同制作ということで、日本が舞台なのだが監督がアメリカの方という事で欧米ドラマにしました。最初はすごく面白かったです。アメリカのミズーリから日本への大学へ留学にきたジェイクという青年が、そのまま日本で就職をします。頭の良い青年らしく、武道にも取り組んでいてカッコよく描かれているのですが、さぞや仕事のできる男なのかと思いきや・・・。学生としては優秀でも社会人として組織に属すと使えない人間になる定番のポンコツぶりを発揮‼︎アメリカと日本の文化の違いもあるかもしれませんが、それは日本の大学に4年間も留学していたのだから文化にも浸透していたはず・・・。それはジェイク自身の性格というべきものだと思いました。それは慎重な性格ではないという事‼︎新聞社の筆記試験の時に既に描写されていました。楽勝という感じで時間前に試験を終えたジェイク。みんな黙々と必死に試験をしている最中、余裕の笑顔で残りの時間を過ごしていましたが、試験終了後に気づく、裏面にも問題があったことに気づき顔面蒼白するジェイク・・・。

    文化の違いが招く悲劇

自分に自惚れている所があり記者として紙面に大きな記事を載せたいという欲ばかりが強い人間に見えました。初の外国人記者として日本の新聞社も興味を抱き、採用しますが自己主張の強さが仇になる面が多すぎな気がしました。記者でなく違う分野での仕事であったら多分、仕事のできる社会人として活躍出来たかもしれないが、慎重に取材をする仕事には向いていない気がドラマを見ていくうちにその感情が強くなっていきます。1990年台の日本を舞台に描かれているようで、こんな感じだったんだ〜と思い見ていました。実際に日本初の外国人記者がいたようで、その人をモデルにフィクションとして描かれているようです。海外から見るヤクザの世界観を見ることができます。新聞記者の内情を見たかったのですが、あまり多くなくほとんどがホステスやヤクザの内情の話でした。途中から「う〜ん・・・どうしよう」と見るのを悩んだのですが、サスペンス寄りの内容なので最後が気になり結局、最後まで見てしまいました。シーズン2があるような中途半端な終わり方で少しモヤモヤ・・・。どうなるんだ!!気になると観客の心情をかき立てられます。

見た目カッコイイジェイク。確かに学生としては優秀なのだが、大手新聞社にも入り新人教育もされ立派な会社員となると思いきや、ある闇金から借りた人間の不審死の取材を続けるうちにバックについているヤクザの存在に気づき深入りしてしまう。片桐という刑事と出会い「あまり深入りするな」と警告されるも特ダネを取りたいあまりに足を踏み入れてしまう。普通の好青年なんだが良い人すぎて、利用されたり率直な人柄すぎて事を大きくしすぎたりとジェイクの性格が仇となる事が多すぎて、途中からポンコツに見えてきてしまうのが悲しい・・・

千原会に属しているヤクザなのだがジェイクとは気が合う。ヤクザから足を洗いたいと実は内心思っているのだが難しいらしい。ホステスのサマンサに惚れて彼女の用心棒になったりと人間としての佐藤は一途な男で実は普通の純な人間なんだなと感じられ応援したくなる。

外人ホステスのサマンサは、自分の店を持ちたいという野望があり、その為に仕事をしている女性なのだが日本語が堪能な感じでした演じているが、聞き取りにくい部分が多かったのが残念だった・・・。なぜ宣教師からホステスになったのか・・・

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