愛という名の悪夢

2024年 台湾映画 102分

恋愛映画かと思ったが、世にも奇妙な物語のような作品。最後の方はホラー?!

2025年が始まりました。今年は仕事終わりに初詣に行きました。久しぶりに、のんびりとしたお正月を過ごすことができました🎍

不思議の国のアリスをモチーフ

読まなくなった古本を、交換クラブという所で本の交換をすることにしたの男が、相手の女の子を好きになってしまうという話なのですが・・・。そういう名のクラブがあるのか!!と思い検索してみたのですが、日本にもあるらしい。古本交換会という不定期に開催されているらしい。サークルみたいな感じです。台湾のはジモティーみたいな感じがします。しかし、知らない人と場所を指定し直接取引するって怖くないのかなとか思ってしまうのだが・・・。韓国ドラマでも同じようなシーンがあったので、アジア圏は主流なのか?話が逸れてしまった・・・。そんなこんなで彼女に恋してしまった男は、彼女の好みの本を調べて何回も取引して恋人になり同棲を始めるのですが、彼女は病的までに潔癖症なうえ、仕事中でも2時間おきに居場所を報告する等、ルールが多い彼女だったのです。最初こそ喜んで従っていた男でしたが当然ながら苦痛になってしまい逃げたいと思うように・・・。同棲などせずに自由な関係をしていれば良かったのに・・・などと思ってしまう。結婚する前に同棲をすると高確率で別れるらしい。結婚してしまえば離婚したくても色々と煩わしい事が多くて中々できないという事らしいです。ある夜、寝ているとウサギに導かれ「願いを叶えてやる」と言われるのですが・・・。銃で撃たれているから死後の世界なのかな?とか、本当に願いがかなったのか?とか色々と疑問が湧きました。

彼女が作った世界で来てしまった?

男が願った世界に来たのかと最初は思っていたのですが、最後の方で気づく事。それは最初に彼女の方が「不思議の国のアリス」の世界に来ていたということ。彼女は今まで彼をルールに縛り付けて苦しめていた事を悔やんでいた為に、もし彼が自分を選ばなかったら今までの彼との記憶を消してほしいとウサギに願ったのでした。しかし、不思議なのが男は浮気相手を選ばず、全く無関係の女をなぜ選んだのか?という疑問です。実は浮気相手にも飽き飽きしていたということなのか・・・?最初こそ浮かれていた男だったのですが、「不思議の国のアリス」の世界ゆえ、ちょっと望んだ女は異様だったんです。気づいた時には手遅れで、やっぱり彼女の所へ戻りたいと願ったのだが・・・という終わり方でした。ホラーというほどではないけど世にも奇妙な物語を見ている気分になりました。タイトルの通り、男にとっては「悪夢」です。彼女はウサギに「彼には幸せになってほしい」と言っていたのですがウサギが男に言った「不快なことに耐えないと喜びは得られない」という言葉が引っかかる!!そして、この映画、全てiphoneで撮影されているという事にビックリ!! 全く気付かなかった(@ ̄□ ̄@;)!!

コメント