向田邦子 イノセント 三角波

2012年作 邦画 50分

ミステリー系かと思って見ていたら、まさかの展開で面白かった

冬は寒くて嫌ですが色々なイベントがあってワクワクします。ハロウィーンも終わり、今度はクリスマスかぁ~の前に紅葉も見なくちゃ!!と秋は、やっぱり良いなぁ~♪

時代によってかわる価値観

一時期、エッセイを読むのが好きで色んな人のエッセイを読んでいたのですが、向田邦子さんの本も何冊か読んだことがありました。長女として母親の補佐役として「しっかりした姉」の印象がありつつも可愛らしい女性だなと感じていたのですが、今回のような抜群のユーモアセンスもあるんだ!!と思ったのですが、令和ならあるかもね~♪と思うかもしれませんが、昭和というとBLという言葉は「衝撃!!」という言葉の方が強かったのではないかと思いました。現代はBL作品というジャンルがありますが向田邦子さんが生きていた昭和という時代に、BLというジャンルがあったかというと、皆無ではないかと思います。その中で、BL作品を題材にしようとしたときに、あからさまなBLだと世間は受け入れてくれないかもしれません。でも向田邦子が書いたBL作品なら、あまり批判されないかもしれません。

二重の勘ちがい

結婚を間近に控えていた巻子に、自分に好意を持っているらしい同僚が現れ、少しドキマギとしていたら、まさかの「そっち?!」という展開に向田邦子さんが生きていた昭和の時代で描ける最大限のBLだったのではないかと思いましたが、「クスッ」と笑えるコミカルな話の流れが面白かったです。今、生きていたら、どんな作品を書いたのかと気になりました。

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