BEEF／ビーフ

２０２３年作　欧米ドラマ　全１０話

富裕層の女vs貧乏人の男のバトル群像劇！見ていく内にハラハラ度がヒートアップ！

3月も中盤になりつつあります。まだまだ肌寒いです。最近は仕事の疲れからか風邪を引いてばかりです。なので休日はカレーを食べたりしているのですが、インドカレーが好きなんだなと気づきました♪スパイスたっぷりのカレーとナンがあればハッピーになれると思ったら、単純な人間なんだなと改めて思いました。

　　ビーフのもう一つの意味は「不平・不満」

欧米ドラマを探していたら、この作品がオススメに出てきたので見てみました。何の下調べもせずに見たのですが、ブラックコメディードラマの作品なんだそうだ。このタイトルの「BEEF」は不平・不満という俗語なんだそうで・・・。話の内容は正に、この2人の男女の不満や不平がメインの内容となっています。やり手の実業家の女性、エイミー・ラウはホームセンターの駐車場でバックしてきた車にぶつかりそうになったのでクラクションを押したことから、その車に逆上されてカーチェイスする羽目になってからの逆上した男ダニー・チョウに何かと揉め事に巻き込まれるというドラマなのですが、最初のカーチェイスが圧倒されました。男かと思っていたSUVの運転手は何と女性だったのです！！びっくりしましたよ‼︎中指立てたりしていたので絶対に男だと思っていたのですが・・・。アメリカってナンバープレートから相手の住所検索がスマホで簡単に出来るのですね。ビックリしたのと少し恐怖を感じました。

　　日本人女性も監督を担当している

アメリカ系韓国人と日本人が何話かを分担して監督をしているみたいです。なのでエイミーの夫は日本人なのですが、所々に日本語がたまに出てきて「お〜」と思いました。エイミーは事業の才能があるのは確かなのだが、それにはお金が必要な訳なのですが、夫が裕福な家柄というのが一番大きいと思いました。陶芸家とは名ばかりの夫で主夫な男。ほぼエイミーの稼ぎで生きています。最初はそれで良かったのかもしれませんが、次第にお互い段々と辛くなってきてしまうのです。多忙すぎて昨日の食事は何だったのかも覚えていないエイミー。会社を買収してもらって、そのお金で家族とゆっくり暮らしたいと考えているエイミーですが、夫はボンボンな為、エイミーの商談の役には立たない。そんな怒りと不満が溜まっていて、いつも心はイライラしているが人に出会うと顔が反射的に笑顔になってしまうのだ。結構病んでると思います。笑いたくなくても勝手に顔が笑顔になるってメンタルやられます…。そんな時にホームセンターでバックしてきた車とカーチェイスしてしまったエイミー。男顔負けの運転技術に脱帽しました。反対にダニーは、便利屋をしているが中々、注文が入らず生きているだけで精一杯の毎日。しかも弟を食わしていかなくてはいけない。ホームセンターに、この前買った商品を返品しようとしたのですが、レシートがない事にレジで気付き、返品出来なかったイライラからエイミーとカーチェイスするはめに。しかし、ダニーは基本、優しい男なのです。韓国にいる両親にアメリカで暮らしてもらおうと躍起になっているのだが、今のところ何をやっても上手くいかない…。2人に共通している事は不満が爆発するくらい溜まっているという所です。そんな身分は正反対だが、気質は似ている所があるので、やられたら、やり返すの繰り返しで終わりが見えません。ダニーの弱みを握る為にダニーの弟に美人局したりするのですが、これが逆効果になったりとエンドレスです。ダークコメディなので笑えないドラマなのですが、2人の周りの人物背景も、しっかり描かれているので面白いです。